収納リフォームのアイデア




収納アイデアはリフォームの要

今や収納を考えずしてリフォームをするなどありえない時代に変わったと言えます。
収納にもタイプや収納力など考えなければならないポイントが多く存在します。
今回は収納を中心とした情報を書いていきます。

目次

1. 昔と今の収納の違い
2. しまう物によって奥行寸法が変わる
3. テレビボードや下駄箱を量販店で買う場合のポイント
4. ルーターやモデムを収納の中に設置する理由

1. 昔と今の収納の違い

昔は収納と言えば押入れかタンスでしたが、今のリフォームでは必ずと言っていいほど一部屋に一か所以上の収納スペースを確保するのが当たり前になってきました。
タンスの場合は裏や上部にホコリが溜まりやすく掃除が大変でしたが、収納にしてしまえばそういったことがなくなります。
しかし家具がまったくいらないかと言えばそうでもありません。
テレビボードや本棚、小物収納などは市販されているものの方が、安価で使い勝手も良くお勧めできるものがたくさんあります。

2. しまう物によって必要奥行寸法が変わる

収納はその中にしまっておくものによって内部構造や奥行が違ってきます。
布団や毛布などを収納しようと思うと、奥行はほぼ半間(80㎝~90㎝程度)必要になりますが、リビングでよく使う小物類の収納ならその半分の奥行で物足りるでしょう。
収納の扉を開ければ何が入っているのか一目で分からないと、そこにある事すら忘れて無駄なスペースになってしまいます。
良くあるのが80㎝以上の奥行の収納に、箱に入った小物を収納した場合、奥にあるものは何年も見る事もなく忘れ去られた物になってしまいます。
片付けのコツは収納の扉を開けるとそこに何が置いてあるのか直ぐに見て確認できるようにすることです。
箱に入れたり何かで包んで収納する場合はそれが何か、分かるように書いておくのが収納の鉄則です。
そのような理由から奥行の深い収納は無駄が大きいと言われています。

3. テレビボードや下駄箱を量販店で買う場合のポイント

最近はリフォーム工事をする前のプランニング段階でボード類やテーブルなどを決めて図面に落とし込む事が多くなりました。
そうしないとコンセントの位置などに不具合が生じるからですが、テレビボードやテーブルまでもリフォーム会社で手配してもらうと予算が高くなる事があります。
そういったものは量販店で現物を見て買う方が、値段も仕上がりも納得して購入することができます。

その場合、特にテレビボードなどはコンセントやアンテナ、ランケーブルなどの電気工事が必要になるので工事前に決めて、工事担当者にテレビボードや家具を搬入するタイミングを打ち合わせしておく必要があります。
何故かというと工事の早い段階で電気の配線工事が始まるのと、ただ置くだけならいいのですが、ボードの裏や上部にホコリが溜まらないようにしようと思うと、大工さんにお願いして作り付けのようにして頂く必要があります。
2m以上の高さがあるボード類になると上部に天井までの幕板や壁を作ってホコリ溜まりをなくすよう相談することをお勧めします。

4. ルーターやモデムを収納の中に設置する理由

最近はモデムやルーター廻りの配線が多く、ホコリ溜めになります。

リビングなどに独立した電話代を置き、そこにルーターやモデムも置いている家をよく見ますが、壁から出た電源コードや電話線などにホコリが絡み見た目も悪く掃除も容易ではありません。
普段使うことのないルーターやモデムは見えるところに置いておく必要がないので収納の中に隠してしまえば、配線も気にならなくなります。
ルーターやモデムを手に取る理由はメンテか買い替えの時だけだからです。
しかしルーターやモデムにも電源が必要なので、ルーターやモデムを置く位置にコンセントを付けるための配線工事が必要です。
リフォームでは最も早い段階で電気の配線工事が行われるので、それより早く収納の寸法などが分かるように図面に落として置くことが求められます。

そのほかにウォークイン収納や扉を付けないオープン収納、見せる収納や床下収納、パントリーなど多くの収納タイプがあるので次回に紹介していきます。