その気になれば半値以下(水栓金具系修理)




Pixabayのfran1による画像です

修理完了したカウンター型洗面台下の排水管

よくある水栓金具の不良や排水管の詰まりなど、専門業者やメーカーサービスに依頼すると想像以上に高額な請求をされることになります。
出来ることなら自分で修理すれば半値以下で直るばかりか、家族からも尊敬されること請け合いです。
今回は我が家のカウンター式洗面台の排水管の詰まりで流れが悪くなり、「何とかして~」の家族の要求に自分で修理した経緯を報告します。
19年前にリフォームした時、拘って設置した洗面化粧台の水の流れが悪くなったのはおそらくトラップと言われる臭気を防ぐための部分に髪の毛などが溜まったのが原因だと予測を付け、取り外して掃除をすることにしました。
10分ほどで終わる作業だと思いながら、排水トラップを取り外すためワイドレンチをSトラップに掛けた時、その上部のキックボックスと言われる部品が老朽化のため折れてしまったのです。

折れてしまったキックボックス部品

19年も前の商品なので部品が製造されてなくても仕方ないとは思いながら、TOTO(日本を代表する衛生機器類メーカー)に電話で問い合わせをしてみました。
TOTOパーツセンター(TOTOメンテナンス㈱)というTOTOの関連会社に写真を送ったり洗面器の品番を伝えたりして、壊れた部品の品番を知ろうとしたのですが期待した返事が返ってきませんでした。
対応は親切丁寧だったのですが、肝心の品番は「確定することができないので専門業者に依頼して下さい」といったものでした。
そこで今度はTOTOのお客様サポートに同じ内容で問い合わせたところ、現在も製造している部品だと明確な返事を頂きました。
電話する相手によってこんなにも返事の満足感が違うのかと思いましたが、ひとまず品番がTL580B6Sだと分かり必要な部品だけを地元のTOTO取扱店で注文することができました。

メールで受け取った部品詳細

部品の価格表

この種の修理をメーカーサービスに依頼をすると現状確認と実質修理のため二度の訪問と部品代に加え修理工賃、出張料などの請求を受けることになります。
おそらく3万円から4万円程度になるでしょう。
地域の設備屋さんにお願いすることもできますが、金額は出張料が割引きされる程度で安く見積もっても2万5千円から3万円くらいだと想像できます。
今回私が自分で行った修理代金は壊れた部品と劣化して汚れた部品を取り寄せ、合わせて1万円ほどで済みました。

数日間はこの洗面台を使えなかったのですが、お金よりも諦めずに自分で直した達成感と「お父さんは何でもできるから尊敬するわ」の娘の声に満足できたほうが大きな収穫だったと言えます。