リフォーム訪販の脅し営業に騙されない




高齢者が狙われる訪販リフォーム

リフォームの訪問営業を全て批判している訳ではありません。
最初のアプローチがダイレクトメールであったり、電話の場合もありますが、このリフォームの訪問営業が悪質になればなるほど契約を急ぐ傾向にあります。

悪質訪問営業のパターン

リフォームの事は分からないふりをして話しを聞くと、「ひび割れから雨も侵入するので柱が腐食して次に大きな地震が来れば大変危険な状態ですよ。」電話などでアプローチをかけ、好印象で対応してしまうと次は訪問営業を受けることになります。
または、ダイレクトメールのポスティングの後、営業に来られることもあります。
ポスティングしながら家を観察されていることもあります。
私の家は30年以上も前にモルタルで仕上げた外壁で、今は大きなクラック(ひび割れ)も出来て塗装は剥げ落ちているばかりか、モルタル化粧をした基礎にまでクラック(ひび割れ)が入っています。

どう見ても修繕した方がいいのは明らかな状態なのですが、震度3や4で家が崩れ落ちたりすることは無いと思っています。

道路からもよく見える総二階の大きな外壁なので、リホーム訪販の的になることがよくあります。

「ちょうど今キャンペーンをしていて、リフォームモデルになって頂ける場合は格安で塗装まで含めた修繕をさせて頂けます。」
「技術者も近くにいますから、点検させて下さい」

名刺を見ると50キロ以上離れた都市部の住所で、見たことも聞いたこともない会社の名前になっています。

このような場合はいくら無料点検であっても断るべきです。
当然私もお断りしましたが、「こんなチャンスは二度とないですよ」とか「危険なままほっておいて大丈夫ですか?」などと脅しに近いトークを受けたのです。

無料点検と称して断りにくい状況にする手口で、最終的には仮契約などに押印させられることもあります。
その日に契約しないと明日まで日にちを置けばほとんどの場合断られるのは飛び込み営業の鉄則だからです。
受注ノルマ制度の訪販営業にとっては、どんな書類でもいいからその日のうちに印をもらうことが求められているのです。

名刺を受け取った時点で判断するのがベストと言えますが、その名刺が地域で知られた会社でもその日の押印は避けなければなりません。

電話でもオール電化や蓄電システムのアプローチ営業をよく受けます。
電話機のナンバーディスプレーに相手の電話番号が出ない場合や、携帯電話の番号であれば警戒度を強にして下さい。

たまにそんな電話の話しも聞いてみますが、ロールプレイングなどのトーク教育を受けた人の電話営業だとすぐに分かります。

この人たちにも歩合制のノルマがあるのでお客様にとってのお得情報ではなく、自分たちにとってのメリットが基本です。
少し前の話しですが、相手の言うまま話しを聞いて最後にお断りの言葉を発したとたんに逆切れされたこともあります。

このブログで何度も書いていますが、リフォームや外壁塗装などの修繕工事は顔の見える会社(人となりが見える会社)で相談をしてみるのが業者選びの基本です。