新築モデルハウスをリフォームの参考にする




クロスなどを決める時、色が難しい

新築モデルハウスは参考になるのか?

新築を検討している人が、必ずといっていいほど行くところがハウスメーカーなどのモデルハウスです。
しかしリフォームを考えている人はそういったところに行かない人も多いように思えます。
理由は新築ではないから行っても仕方ないと考えている方が多いのです。
近年はリフォームも完成見学会などをしている会社も増えたので出向かれることもあるようですが、モデルハウスと違って日程や場所が限定されるので行く機会を逃される方もあるようです。

リフォームだから新築のモデルハウスを見てはいけないといったルールもないので、行って見ると結構参考になることがあると思うのです。

リフォームで参考にしたい新築モデルハウスの見どころ

・キッチンやユニットバスなどの最新機器類を見て使い勝手などを参考にする。
(水廻りメーカーのショールームでも見れるが実際家に納まっている物を見れば大きさや広さが実感できる)
・クロスの気になった色はスマホのカラーガイドアプリなどで確認して記録しておく。
(写真では光の反射条件でイメージが大きく異なるため)
・カーテンの形状や柄を写真に撮り(撮影許可を取って)参考にする。
(カーテンの引き分けやシェードの違いを実感できる)
・収納の大きさや奥行をスケール(持参したメジャー)で測りイメージを手帳などに記録する。
・天井の高さ(通常2m40㎝ですが最近は高い所が多い)を聞いてイメージを記録する。
・床材の色や素材を確認して写真に記録する。
・照明器具の種類や光の色を確認して実感する。
・コンセントの高さや配置を確認して理由を聞き納得する。
・サッシの色や屋内の建具を写真に撮り、気になったイメージを記録する。
(サッシや屋内建具の色んな形状や使い勝手を実感する)
・窓の大きさをスケールで測りイメージを記録する。
・階段の幅や蹴上(けあげ)、踏面(ふみづら)、手すり壁、建材の色のイメージなどを確認する。
・外壁の材質や色が気になったらカラーガイドで確認して記録する。

持参するスマホアプリとスケール、筆記用具
    
モデルハウスに行くとき持参する物は筆記用具とカメラ(スマホでもいい)、スケール(メジャー)、カラーガイド(スマホアプリ)などです。
この内最も役に立つのがカラーガイドアプリです。
リフォームでもクロスの色や柄を決めることに最も時間もかかり、見本では分かりにくい物なので、モデルハウスで気になったクロスがあれば色の確認をしておけば有効です。
メーカー名や品番を聞くことができればそれに越したことはないですが、分からなかったり廃番になっている事もよくあります。
写真では光の条件で大きく色が変わるのでカラーガイド(色見本)が役立つのです。

新築モデルハウスに行く注意点

当然ですがモデルハウスに行けば住所と氏名の記入を求められます。
記入すればその会社からの営業やダイレクトメールを受けることになるので認識しておくことが必要です。
10軒近くのモデルハウスに行って、多くの営業の対応を迫られ心身ともに疲れ果てたといった事例を聞いたこともあります。
モデルハウスによってモジュールと言われる家を作るときの基本寸法が異なるので、同じ8帖と言っても実際には最大で36㎝も違ってくることがあります。
リフォームをする自分の家のモジュール(半間の寸法)を確認してから行くと部屋の広さの違いを感じるのに役立ちます。

リフォーム完成見学会とモデルハウスの違い

モデルハウスでは写真やスケールで測る事も許可を得やすいですが、完成見学会では写真などの行為は許されない事が多くあります。
モデルハウスはその家自体が売りもいのではないのですが、完成見学会は他人様の家を見せて頂く事なので最大限に礼儀を払う必要があるのです。