暗かった部屋に照明器具追加(DIY)




今は照明器具をDIYで取り付ける時代

私のスタジオ兼事務所が少し暗いと来られる方々に指摘されるので照明器具を追加してみました。
暗い原因は照明器具の設置ミスと、私に元々明るさに対して欲求がなかったことです。
大きめの窓は東方向なので、雨や曇りの日はカーテンを開けていても昼頃になると薄暗く感じるくらいです。
それでもテーブルライトを設置しているので字を書いたりパソコンは何不自由なく使えていました。
しかしある日の夕方、65歳になる友人が来て「暗い部屋やな、電気つかないんか?」と言うのです。
テーブルの上には照明器具がなく吹き抜け壁に付けている淡い電球色のスポットだけなので暗いと感じるのはもっともです。

    

そこでお客様に座って頂く近くの壁に40W程度のLED直管器具を取り付けようと思いましたが、電気工事が高くつきそうなのとスイッチの位置が難しそうです。

条件は低予算で出来る事と部屋のデザインを崩さないことなので、電気工事をせずに設置することができないか考えることにしました。

この部屋をリフォームしてから何度も感じることは、「リフォームで難しいのは後から新たに発生する欲求を予測しておくこと」だと言うことです。
東や北に面した壁には多目にコンセントを配置しているのに今回照明器具を追加したい西面には一つとしてコンセントが無いのです。

照明器具がLEDで商品化されてから年数も経ち安価で多種な器具が販売されているので、その中から40W程度の直管器具で工事不要の安価な物がないか調べてみました。
その結果購入したのが、LED蛍光灯40W型 器具一体型 led蛍光管 120cm 消費電力 20W 2600LM 昼光色 100V/200V対応 蛍光灯器具 LEDライト PL賠償責任保険付を2台とACケーブル 電源コード コンセントケーブル 電源変換ケーブル アダプタ スイッチ付き 3Pストレートコネクタ コネクター パワーコード 延長ケーブル 1.8mを2セットです。

金額は送料800円を含め4個口で消費税込みの5,360円でした。
日本製ではないでしょうから耐久性については期待できないのと、安価な商品なので音響機材に与えるノイズなどが心配です。
期待以下であっても諦めがつく金額なのでお試しのつもりで購入してみました。

NETで購入して組み立てようとしましたが説明書は一切なく、両端にある端子のどっちが入力側なのかも分からないので取りあえずNET写真と同じように印字側から接続することにしました。
説明がないのはどちら側からでも入力可能なのかも知れませんが、それにしても説明書がないのは輸入業者の怠慢に感じます。

1台はロフトの手すりに取り付け、もう1台を柱に沿わすように上部から縦に吊るしてみました。
ロフト手すりに取り付けた方は適度な照度で夜はこれ1台で十分なほどです。
消費電力も1台で20Wならまずまずでしょう。
別売のスイッチ付きコードをつないだだけのシンプルなものなのでスイッチの位置がデザイン的に微妙だったので100均のグリーンでごまかしました。

    

柱に沿わせて吊るした器具の方は直接目に入れる光としては強すぎなので撮影用として使うことにしました。

この部屋は動画撮影や写真撮影にも使っているので、フックで吊るしただけの移動が簡単な照明器具は用途を替えれば使用価値は高いと感じました。

100均のグリーンでスイッチを隠し、吊り下げ照明は作業机上に置いたスイッチ付きタップで操作できるようにした。
    

電源を取ったコンセントを音響機器類とは別の回路を使用したので
、今のところ心配したノイズを発生させてはいません。
今回購入した照明器具は長さが120センチ程度で、壁や天井に直接取り付けない事を考え、裏に器具を支える板を取り付けていますが、間接照明や廻りをデザインしたもので囲うなどアイデア次第で付加価値はいっそう高い商品になり得ます。

この種の照明器具がこの値段で購入できることが数年前までは想像すらできない事でした。
この前の「ビフォーアフター」放送で予算200万円での素晴らしいリフォームが放送されていましたが、お手伝いに来ていた芸能人は当然予算外なのでしょう。
リフォーム予算で最も大きいボリュームを占めるのは人件費だと言うことがよくわかる放送でした。