自分で行う浴室リフォームマニュアルその3




LIXILアライズ:Ktype

浴室リフォームマニュアル

自分で行う浴室リフォームマニュアルとして最後の記事になりますが、お勧めできるのは「なんでも自分でやってみたい」と思う人や、「どんなに大変でも少しでも安く浴室リフォームがしたい」と考えている人です。
私も自宅の浴室リフォームを最初にしたときは、建築の経験などまったくない時でした。
地域の下水化に伴ってキッチンや脱衣室、トイレなどのリフォームをした時、予算不足から水廻りの機器類(ユニットバス、キッチン、洗面台、トイレ)を個人で仕入れ、配管工事も含め自分で行った経験があります。
他の大工仕事も多くあったことから、設備以外は建築業者に依頼しましたが、仕事から帰ってから夜の12時近くまで解体や配管をした記憶があります。
分からない所は教えて頂ける人脈があったからできたのかも知れません。
その最初のリフォームは在来工法のタイル浴室だったので解体も苦労しましたが、それから年月も経ち、古くなったユニットバスを今年になって入れ替えました。
今回は知識がある上でのユニットバス入れ替え浴室リフォームになりましたが、それでもリスク対応のための予備日を設けた工程を組みました。

ユニットバス発注の注意点

工務店やリフォーム店は工事を売っているので、ユニットバス本体だけを売ってはもらえません。
そこでユニットバス本体だけを買おうと思えば商社系列で取引のある金物店やリクシルの建材を扱うサッシ店、TOTOなどの看板を上げている管材店などとなるわけです。
発注までの順序としては先ずユニットバスメーカーを決め、ネットなどでカタログを入手し、ユニットバスメーカーのショールームで詳細(色やオプション)までも含んだ見積書(メーカー参考価格)と図面を頂きます。
そのショールームで商品だけを仕入れできる会社の紹介をして頂ける場合もありますが、仕入れる会社によって値段が違うので安易に決めない事です。
ショールームに行くまでに、ユニットバスの詳細を決めておかなければ何度も見積もりや図面を取り直す事になります。
特にユニットバスの大きさ、1616や1318などと天井高、床下の架台寸法は重要です。
また、入り口やシャワー、浴室や窓の位置関係も重要です。

商品を仕入れる場合は、ショールームで頂いた見積番号を使うことで、色や軽微なオプション変更なども間違うことなく発注することができます。

浴室リフォームだけであっても、大まかなスケジュールはプランから完成まで3ヶ月程度見込んで計画を進める事をお勧めします。

一般的に100万円掛かる浴室リフォームなら、自分ですれば20万程度安くできるでしょうが、現場調査してプランニング、業者探しから見積依頼、施工管理(職人さんへの指示など)やリスク回避など、全て一人で責任を持って行うことになります。
しかし達成感もあり多少の失敗は納得できます。