片付けのコツは心を動かすこと




片付けも掃除も心が動かないと後回しになる!

いくら片付ければ綺麗になると分かっていても、心が動かないと片付けはしないのが普通です。片付けも掃除も本来はネガティブ行動なのでポジティブな気持ちに変えると心が動きます。


目次

1. こそうじならぬこかたづけ
2. 片付けとインテリア(室内装飾)を同時にする
3. 見える収納の整理整頓は心が動く
4. クローゼットの中は自分の好きな洋服で満たす
5. 部屋が散らかるのは心の動くものがないからです
6. 生活の質を上げる片付け術は心を動かすこと

1. こそうじならぬこかたづけ

一度に家中を片付けるのは無理でも一日に少しだけなら何とかなりそうです。
片付け癖を付けるのに一番適している場所はダイニングテーブルです。
片付けが苦手な人のダイニングテーブルには必ず醤油や塩、ソースなどの調味料が置きっぱなしになっていたり、新聞や雑誌、ティッシュの箱も置いたままで段々とその量が増えていきます。

一度ダイニングテーブルの上にあるすべての物をなくしてから、ちょっとお洒落なテーブルランナーやランチョンマットを敷いたり、使ったことのないもらいもののお洒落な食器を箱から出してダイニングテーブルの上に何気なく置いてみて下さい。

これだけでも心が動いたはずです。
このダイニングテーブルという1㎡前後のスペースさえ攻略できれば次はキッチンやリビングとなるのです。
こそうじ術と同じで1ヶ月サイクルで少しずつ片付けていくようにするのがいいでしょう。

2. 片付けとインテリア(室内装飾)を同時にする


先ほどダイニングテーブルの上に置いているものをなくして、テーブルランナーやお洒落な食器を置いて飾り付けをして下さいと書きましたが、ただテーブルの上を片付けるだけなら捨てたりしまったりしてなくせばいいだけの話しになります。
片付け本来の意味である「片を付ける」「終わりにする」などはどちらかというとネガティブな思考なので楽しいはずがありません。

片を付けるだけでは苦手な片付けというだけで心が動かないのです。
片付けとインテリアコーディネートをセットにすることで心を動かすことができるのです。
インテリアをデザインするとは意匠的に創意工夫するということで、クリエイティブな一面が強くなるから楽しくて心が動くのです。

3. 見える収納の整理整頓は心が動く

見える収納を先に整理整頓して片付けの楽しさを知ることもできます。
本棚やCDなど自分が好きな物を置いている見える収納は片付けるのも楽しいはずです。
そもそもなぜ見えるところに置いているのかと言えば、いつも見ていたいからと言ってもいいくらいです。
できれば自分だけではなく家族や遊びに来た友人にも見せたいくらい、自分の趣味はさりげなく主張したいものです。
そういった意味からは「見える収納」というより「見せる収納」になっていた方が楽しめます。
そんな見せる収納の片付けは楽しくないはずがありません。
その意味では「別に見たいとは思わない物」を見えるところに置くのは逆効果です。
趣味で使っているような道具などはほんの少しホコリがついていても嫌なものです。

例えば本の好きな人は本棚がいつも綺麗に整理されていれば心が満たされます。
例えばゴルフが好きな人は、古いパーシモンのドライバーを一本にさり気なく玄関にディスプレイしておくだけで玄関を綺麗に片付けておきたくなります。
そんな玄関に丁寧に手入れされた革のゴルフシューズは似合っても、使い古されて汚れたスニーカーは似合わないので片付けたくなります。

4. クローゼットの中は自分の好きな洋服で満たす

毎朝クローゼットの扉を開けたとき、何を感じるでしょう。
何も感じないのではなく、何かを感じるように片付けてみませんか?
クローゼットの扉を開けたとき、とにかくお気に入りの洋服がすぐに目に入るようにしておきましょう。
それだけでも心はウキウキするでしょうが、洋服コレクションの中から今日着る服を選ぶだけで心がときめくでしょう。
そんな風に扉を開けただけで楽しめるクローゼットを作るには、もう着ることはない服や忘れていた服、見えなくてもいい服は処分してしまえばスッキリして扉を開けるのが楽しくなります。

5. 部屋が散らかるのは心の動くものがないからです

もし部屋に散らかっている物があるなら、それを見て考えて下さい。
その散らかっている物に興味はありますか?
その散らかっている物は大切なものですか?
その散らかっている物は楽しいものですか?

ほとんどの散らかったままの物はおそらくなくてもいい物でしょう。
散らかったままの衣類も同じことです。
なくても別に困ることはない興味のない物ではないでしょうか。

そんな部屋にはお気に入りの家具を置いてみたり、こじゃれた織物雑貨を置いて部屋をコーディネートしてみるのがお勧めです。
よく「物があり過ぎて片付けられない」とか「物を減らせば片付く」と言われますが、そうではありません。
散らかった部屋を一度、生活感を感じられないくらい片付けて何もない部屋にした想像をしてみて下さい。
その時はスッキリしますが時間が経てばまた同じように散らかってしまうのは目に見えています。

何もない部屋もまた、散らかった部屋と同じように心が動かないからなのです。

例えば部屋の真ん中にお気に入りのラグマットを敷いて、そばにはお気に入りの唐の椅子を置き、その部屋の片隅にお洒落な小さめの家具を置いてその上にはお気に入りの織物雑貨で部屋をアレンジしてみて下さい。

そんなお気に入りに囲まれた部屋が散らかればすぐに片付けると思いませんか。
なぜなら心が動くからなのです。
何もない部屋で動かなかった心が、お気に入りの物を置くと動くようになるのです。

そのため片付けるより先に、お気に入りの家具や雑貨を買って部屋づくりを想像し、片付けのモチベーションを上げておくのです。
お気に入りの物で作り上げた部屋は散らかりにくくなること請け合いです。

6. 生活の質を上げる片付け術は心を動かすこと

今までお伝えした片付けのコツは心を動かすことが必須です。
片を付けて捨てるだけではありません。
お気に入りの物を置くことを片付けとセットにしているのは心を動かすためです。
片付けが苦手だと思っている人や忙しくて片付ける時間もないと思っている人などには心を動かす片付け術は有効です。
心が動くから片付けのモチベーションも下がりません。

お金を使って旅行に行ったり、汗をかきながらゴルフに夢中になるのと似ています。
心が動くから忙しくてもお金を払って旅行やゴルフにも行き、同じように心が動くから忙しくても片付けをするようになります。

毎日の生活を潤いある豊かな心で過ごすために心を動かす片付けをお勧めします。

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