キッチンのことを知りたい人のために!




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キッチンのこと一通り書いてみました

「キッチンのリフォームをしたい」とか「ガスコンロが古くなったからIHクッキングヒーターに取り替えたい」と思ってもキッチンのことをあまり知らないと言われる人は少なくありません。
先ずはキッチンとはこんなものだと知るために読んでみて下さい。

1. システムキッチンとはどんなもの?
2. 食洗機 (食器洗い乾燥機)
3. IHクッキングヒーターorガスコンロ
4. レンジフードはどこでも取り付けできる
5. カップボードと家電収納がキッチンの動線を決める
6. キッチンに必要な設備
7. キッチンから出る生ごみに助成金

1. システムキッチンとはどんなもの?

システムキッチンとはコンロやシンク、食器洗浄機、収納キャビネットなどを一つにまとめて商品化し、水回りメーカーやホームセンターなどで販売されているものです。
タカラスタンダードやクリナップ、LIXILやTOTOなど多くのメーカーがあり、それぞれの特徴もあります。

システムキッチンを用途別で分解すれば、IHクッキングヒーターやガスコンロ、食洗器の家電商品と調理台に相当する天板やシンク、そして収納キャビネットに分けることができます。
最近はシンク素材もステンレスだけでなく、ポリエステルやアクリル樹脂から作った人工大理石などの商品も販売されています。
作業台でもある天板は人工大理石かステンレスから選ぶことになりますが、どちらにもメリットやデメリットがあるので納得して選ばなくてはなりません。

ステンレス天板の最大のデメリットがキズが付きやすいことでしたが、最近はドット柄のエンボス加工商品によって解消されています。
人工大理石天板の最大のデメリットは熱に強くないことです。
人口の大理石とはいえ石ではなくポリエステルやアクリルと考えれば当然なのですが、意外にこのことを理解されていない人が多いのです。
そのことから熱で変色するのは言うまでもなく、高音の熱にさらされると燃えてしまいます。

システムキッチンと言えば収納力や収納アイデアでメーカーが競い合っていますが、その収納キャビネットがシステムキッチンのメイン機能と言ってもいいくらいです。
昔は開き戸の扉が当たり前でしたが今はほぼ引き出し式に変わりました。
引き出しのレールも進化し、最後まで引き出せる上にオーストリアのブルム社が開発した閉まる最後にブレーキをかける「ブルモーションレール」が常識になっています。

システムキッチンの湯水を出す混合水栓金具はシングルレバーの商品が多く、キッチンの天板から立ち上げたデッキタイプが一般的になっています。
その水栓金具に浄水器や整水器の機能を加えた商品も多く販売されていますが、機能も価格もピンキリです。

システムキッチンにはI型やL型、壁付けや対面、アイランド型などのタイプがあります。
I型の壁付けキッチンからI型の対面キッチンにリフォームされることはよくありますが、
キッチンが占める面積が多くなるので狭い部屋では難しくなります。

一般的なLDKで対面キッチンにする場合は、2間✖4間(8帖二間程度)の広さが必要になります。
キッチンを設置する場所やタイプによっても部屋の広さに大きく影響を与えます。
壁付けI型キッチン、壁付けL型キッチン、対面キッチン、アイランドキッチンの順にキッチンスペースが広く必要になってきます。

LDKでキッチンの広さを確保できない場合は、リビングとダイニングを兼用してダイニングテーブルを少し低いものにして椅子をソファー要素のあるものにすることもあります。
または家族が少なければキッチンとダイニングを兼用して、キッチンに食事のできるカウンター付きの商品を選ぶこともできます。

※合わせてお読みください

水廻り商品で一番こだわって選ぶ人が多いのはキッチンです。 I型キッチンやL型キッチン、壁付けに対面などタイプ別にも拘りたいのですが、メーカーにもこだわって自分に合ったキッチンを選びたいものです。 今回はキッチンメーカーの特徴やコスパに優れた商品などを本音で探ってみます。

Rinnai 食器洗い乾燥機

2. 食洗機 (食器洗い乾燥機)

文字通り食器を自動で洗って乾燥させる機械ですが、システムキッチンに組み込んだビルトインタイプと単体の据え置き型があります。
ビルトインタイプの食洗機は幅が45㎝と60㎝の商品がありますが、主流は45㎝です。

食洗器のメーカーはパナソニックや日立、三菱電機、リンナイなどがありますが、キッチンメーカーによって取り扱っている食洗器メーカーは違います。

食洗器にもこだわりたい場合は、食洗器だけキッチンメーカーとは別で買って取り付けができるか調べるといいでしょう。
その場合の相談はキッチンメーカーと食洗器メーカーの両方で行うのがベストです。

食洗器の設置には給水と排水の設備を伴うので、必要になってから取り付けることが容易ではありません。
システムキッチンを購入する時は必要性を感じていなくても、20年程度将来を見越して必要になるなら最初から設置しておきましょう。
例えば子育て中は主婦業で家にいるから食器を洗うくらい面倒でなくても、数年後子育てが一段落ついて就職すれば食器を洗う時間もないような状況が見込める場合です。

共働きの多くの方が朝食後食洗機の中に食器を入れて、出すのは仕事から帰って夕食の準備の時と言われています。

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3. IHクッキングヒーターorガスコンロ

IHクッキングヒーター

IHクッキングヒーターも食洗器と同じようにビルトインタイプと据え置き型があります。
システムキッチンにはビルトインタイプが組み込まれていますが、ビルトインガスコンロからIHクッキングヒータに取り換えすることも可能です。
しかしその場合は電気配線工事とガスコンロの撤去処分が必要になり、電気もガスも資格を持った業者に依頼することになります。

IHクッキングヒーターはほとんどの場合200Vの単独回路が必要で、分電盤から新規で配線工事をすることになるでしょう。
ガスコンロを撤去する場合は接続されたガス配管の処理も必要で、キッチンの部屋に他のガス器具が無いのならガス漏れ警報器も必要なくなります。

毎日使うIHクッキングヒーターにこだわりを持って購入される方は多く、使い勝手や掃除のし易さ、メーカーの信頼度を決め手に選ばれるようです。

IHクッキングヒーターのメーカーも食洗器と同じくパナソニックや日立、三菱電機、リンナイなどがあります。

価格の差は通常の鉄やステンレスの鍋だけでなく、アルミ鍋や銅鍋を使えるオールメタル機能であったり安価なラジエントヒーター(ニクロム線を電気で発熱させて直接加熱する原理のヒーター)を使わず三口共IHになっている商品は価格も高く設定されています。

ガスコンロ

システムキッチンにIHクッキングヒーターではなく、ビルトインのガスコンロを組み合わせる人も多くいます。
ガスコンロメーカーはリンナイ、ノーリツ、ハーマン、パロマなどのガス器具メーカーですが、キッチンメーカーのクリナップといった商品も販売されています。
クリナップのガスコンロもクリナップが作っている訳ではありませんが、クリナップのシステムキッチンを購入すれば選ぶことができます。

ガスコンロを購入される方の中には、災害時に停電になっても使えるからという理由で選ばれる人もいます。
確かに100Vを使っていないので停電時も使えるガスコンロはありますが、地震などでは埋設のガス管が損傷した場合に使えなくなったり、ガスメーターでも緊急遮断装置が働きガスの供給を止めることがあります。

ガスコンロには都市ガスに対応した商品とプロパンガスに対応した商品があるので、買い替える場合は注意が必要です。
機能的には掃除の容易なガラストップ商品が主流になっています。
IHクッキングヒーターもガスコンロも本体の幅は60㎝程度ですが、上部は60㎝と75㎝のタイプがありどちらかを選ぶことになります。

また心臓用のペースメーカーを使っている人が、安全面からIHクッキングヒーターを避けガスコンロを選ばれる人もいます。

4. レンジフードはどこでも取り付けできる

レンジフードを取り替える場合は本体の幅と機能、そして換気の向きに注意が必要です。
レンジフードのメーカーはノーリツやハーマンなどのガスメーカー、パナソニックなどの家電メーカー、クリナップやタカラなどのキッチンメーカーから販売されています。

レンジフードはキッチンの中で一番汚れるところなので、掃除のしやすさなどが工夫されています。
現在のレンジフードはシロッコファンが主流で、昔のプロペラファンに比べると音が静かになりました。

レンジフードはキッチンの上部に設置するため部屋のどこからでも見え存在感があるので、色や形にこだわる人も少なくありません。
特にアイランド型のオープンキッチンでは、天井から孤立して吊り下げるので存在感も大きくなりよく目立つことからデザインにもこだわりたくなります。

またレンジフードは換気扇なので外壁面に設置しないといけないように錯覚している人もいますが、ダクトで配管すれば外壁面でなくても設置することができます。
対面キッチンを外壁側ではなく反対の壁側に設置すると、キッチンに大きなテラス窓を設置でき明るいキッチンにすることができます。

5. カップボードと家電収納がキッチンの動線を決める

システムキッチンにも多くのキッチン用品を収納することは可能ですが、食器類は専用のカップボードに収納することになります。
最近ではカップボードと家電収納がセットになった商品もありますが、家電収納の量や種類によって選ばなくてはなりません。

電子レンジ、炊飯器、トースター、電気ケトル、コーヒーメーカー、ミキサーなど使う家電によって電気回路やコンセントの数、置く場所が必要になります。

家具の量販店などでは昔の水屋タンスのように置くだけの商品もありますが、地震で転倒しない処置が必要でしょう。
最近では震度3程度でロックが掛かり扉が空かなくなる商品も増えています。

カップボードを設置する場所によってキッチン廻りの動線が大きく変わることから、キッチンをプランニングするときカップボードを置く位置は動線の重要な要素にまります。
大きなカップボードを選べば窓が取れなかったり、窓もカップボードも大きくすれば動線が悪くなったりするからです。

最近ではパントリーをキッチン付近に作って、敢えてカップボードを小さくしたプランも多く見られます。
カップボードの収納量を減らす代わりに、家電を置くカウンター面を広く使いやすく工夫してあります。

元々フライパンや鍋、調味料な箸、スプーンなどの小物はシステムキッチンのキャビネットに収納するのでカップボードは食器専用として考えるのが普通です。
そしてそのカップボードには日々使用する最低限の食器だけ収納できればいいのです。

6. キッチンに必要な設備

キッチンには水と湯、排水、それに電気の設備が必要です。
そのためどこにでもキッチンを作れる訳ではありません。
例えば二階の端の部屋が空いているからキッチンにしようと考えても、それらの設備配管を全て施工できるとは限らないからです。

特に問題になるのは排水管の施工です。
給水や給湯、電気の配線は細く曲げることも可能ですが、排水管は直径5㎝程度もある管を勾配を付けながら配管しなければならないからです。

キッチンなどの水回り工事は、このような設備工事を伴うことから他の部屋に比べると予算が多く必要となるのです。

そして浴室とキッチンが離れるほど給湯効率は悪くなります。
家の中で一番多くの湯を必要とするのが浴室なので、給湯器の設置は浴室付近ということになります。
その給湯器からキッチンまで長い配管をしたとするなら、配管の中に溜まった水の量が多くなり湯が出てくるまでに時間が掛かるということです。

水や湯そして工事費を考えるなら、キッチンや浴室、トイレや洗面室などの水回りをできる限り近くに集約することで全ての節約に繋がります。

7. キッチンから出る生ごみに助成金

キッチンから出る特別なゴミは何といっても生ごみです。
通常生ごみは燃えるごみとして扱われいるが、多くの市で生ごみの減量や資源化に助成金制度を設けています。

例えば兵庫県の加古川市では電動式生ごみ処理機や生ごみ処理容器の購入に補助金(上限3万円)を出しているし、神奈川県大和市では生ごみ処理機に(上限5万円)の助成金を出しています。

どの市町村でも生ごみ処理機に助成金を出している訳ではありませんが、全国的には概ね半数の市町村が助成しているので一度調べてみる価値はあります。

キッチンが料理を作る場所といった意味では、生ごみを含め他のゴミも見えなくするのが清潔感を保つコツです。
特に生ごみは早く処理しないと臭いや虫が発生するので気を付けたいところです。

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