掃除は好きですか?それとも仕方なく掃除をしていますか?




人生までも変えてしまう掃除好き脳とは・・

「そもそも掃除の好きな人なんているのでしょうか」とは、掃除の苦手な人が言いそうな台詞です。
実は掃除の好きな人は結構いらっしゃいます。
ご近所や親族の中にもひとりや二人はいそうです。
掃除の捉え方をタイプ別に分類すると、掃除を好きでやっている人と掃除が嫌でやらない人、そして仕方なく掃除をしている人に分けられます。

どうせなら掃除好きな人の仲間になりたいと思いませんか?

この3種類の掃除タイプのすべての人に共通しているのは「綺麗になれば気持ちいい」という感覚です。
掃除が嫌いでやらない人も「出来る事なら掃除をして綺麗なところで暮らしたい」と願っています。
もちろん仕方なく掃除をしている人も同じ気持ちなのは言うまでもありません。

掃除の好きな人は掃除をすることが苦になることはありません。
中には習慣になっている人も多いでしょうが掃除をすること自体が気持ちいい行為として受け取っています。
汚れたところを見つけたら「掃除をするところが有った」と喜びにさえ思えるほどです。

掃除が嫌いでできない人は片付けと同じで掃除をする行為をネガティブに捉えているのです。
掃除が好きな人はその逆でポジティブ思考で捉えています。

掃除好きな人になるための実践

掃除好きな人になるチャンスは休日の朝が最適です。
特にひとり暮らしの人には有効です。

「せっかくの休みなのだからゆっくり寝させてくれ」「朝から掃除なんて気がめいる」「会社ではないから掃除なんてしたくない」とか何とか考えるのが一般的です。
「せっかくの休みに朝から怠いことはしたくない」と私も若い頃は思っていました。
このように考えている人はいつまでたっても掃除が好きな人にはなれません。

予定のない休日に一度「朝の本気掃除」の計画を立ててみて下さい。
朝起きてから考えるのではなく前もって計画を立てるのが効果的です。
起床も仕事の日と同じ時間に設定します。
そして掃除をする範囲の目標を立てておきます。
例えば自分の部屋であったりリビング、LDK、寝室、トイレ、浴室など一ヶ所だけ決めておきますが、最初の一回目は自室かリビングがお勧めです。

この掃除範囲は広すぎたり手に負えないほど広くしないことが重要です。

1時間から2時間で終えられるくらいが適当です。

本気掃除が脳を「掃除好きな人」に変えてくれる

休日の朝、起床して洗面と朝食を済ませば本気掃除の開始です。
そもそも本気掃除をしようと思うとネガティブ思考では無理があります。
「よし、やるぞ~徹底的に綺麗にしてやる」といった挑戦的な思考になった時点で脳はポジティブ思考に切り替わっています。
「まあ適当に掃除をしてゆっくりするか」では掃除嫌いな本質を変えることはできません。

重い家具を移動して長い間溜まっていたホコリを取り、コンロにへばりついた油汚れを丁寧に落とすといった徹底ぶりでなければなりません。
汚れを落とせない時は「悔しい」と感じるようになるはずです。

一度やってみると汚れの落ちにくいところや掃除のしにくいところが記憶に残ります。
二度目はこの汚れを落とす方法を考えたり、掃除をしやすくするアイデアを考えたりすることで脳をポジティブに保つことができるでしょう。

このような本気掃除を休日の朝一番に行うと、終わった後の充実感に酔いしれることができます。
コーヒーを飲みながら掃除したところを眺めるだけで心が豊かになった気持ちになること請け合いです。

次からはこの時の爽快な気分を先に想像することでポジティブ脳で掃除をすることができます。
これで掃除好きな人の仲間入りです。

掃除好きになったことで得たやる気スイッチが将来を変える

休みだからと遅くまで寝ていた日は、結局一日中ダラダラ生活で終わってしまいます。

ところが休日の朝に本気掃除をした日はやる気に満ちています。

掃除が終わったら「今日は何をして過ごそうか」と前向きになるのです。
朝の本気掃除でポジティブ脳に変えた日は充実した一日を過ごすことになるでしょう。

この掃除が一日の始動の心をアクティブな方向に動かしてくれたと言ってもいいでしょう。
すべては「心をどう動かすか」「どうしたら心を動かすことができるのか」に掛かっています。
掃除が嫌いな人は掃除をしようと心が動かないだけなので、掃除をしたいと心を動かすことが大事なのです。

休日の過ごし方が変われば仕事にも好影響が期待できます。
ストレスのとれた状態で仕事に向かえるだけでなく、休日明けの「仕事に行きたくない」という気持ちもなくなります。

休日の朝の本気掃除がその日をアクティブに変えただけではなく、次の日の仕事まで前向きに変えてくれます。
仕方なく掃除をしている人は仕事も生活のために仕方なくしている感覚で、仕事は楽しくないと思ってはいないでしょうか。

掃除好きになると言うことはネガティブ脳をポジティブ脳に変えるスイッチを得たようなものです。
このスイッチこそが「やる気スイッチ」となります。

掃除も仕事もネガティブにしか捉えられない人がこのスイッチでモチベーションを上げることができると、生産性も上がり将来も明るくなるでしょう。