GT-Rの部屋




GTRの見える書斎

GTR車庫のこだわり

GT-Rを愛する人にとって車庫は居心地のいい趣味の部屋と言えます。
そんな車を愛する方の家をリフォームさせて頂いたので、その時のこだわりなどを取り上げてみました。
リフォームをさせて頂いたのは50代のお客様で2世帯同居のご家庭です。
ご主人の要望はGT-Rを見ながら過ごせる空間だけで、他の間取りや動線に関しては奥様にお任せといったシンプルなものでした。

車庫の要望

・ホコリの侵入を最小限にしたい。
・窓はいらない。(常時紫外線にさらしたくない)
GT-Rが見える部屋がほしい。
・夜もGT-Rがきれいに見える照明をつけてほしい。
GT-Rが見える部屋に車庫の照明スイッチをつけてほしい。
GT-Rのバッテリー充電用のコンセントをその近くにほしい。
・車が2台入る車庫を壁で区切ってほしい。
・車庫内部壁を落ち着いた色に仕上げてほしい。

改修前の車庫は閉めたシャッターの下からホコリや風による雨が侵入していたので、車庫の土間天から10㎜程度下がったところまでシャッターがおりるようにしました。

https://reform.saigayumelife.site/2018/01/07/post-212/」参照

雨の日に運転することはないので泥などを持って入ることはないとのことでしたが、コンクリートで仕上げた土間の表面もほうきなどで掃けばホコリがするので塗装仕上げを提案しました。
最終的には土間の塗装は自分でできるからということでご主人にお任せすることになりました。
元々付いていた窓は取り外し、壁と天井はケイカル板を貼って濃い目のグレーの塗装で仕上げることにしました。
天井にはLEDのダウンシーリングライトを5箇所設置しましたが、落ち着いた壁の色とも相まってとてもいい感じにGT-Rが見えるようになり喜んで頂きました。
そのGT-Rも光の反射角によって色が変わるオプションカラーの限定色らしく、自然光とは少し違った色に見えるのもいいように思えました。
このGT-Rはバッテリーが小さく、常に充電しておく必要があるとのことで、駐車した時のバッテリー近くにコンセントを設置することもあらかじめ図面に明記しておきました。
車庫の奥に4.5帖の部屋を作り、大き目のFIX窓からいつでもGT-Rを鑑賞できるように車庫の照明スイッチも付けています。
今は所狭しと置かれたGT-Rフィギュアなどに囲まれ、至福の時を過ごすことができると笑顔で語られるご主人の様子を拝見していれば、リフォームをさせて頂いた私も嬉しくなります。
20年近く経っているのに新車と言っても分からないGT-Rを見ていると、ご主人の愛着度は聞くまでもなく、工事中はGT-Rを他の場所に避難させてほしいと、お願いしました。
今まで多くのリフォーム工事をさせて頂いて数え切れないほどヒアリングをさせて頂きましたが、今回ほど明確な欲求を申された方は初めてでした。

それだけGT-Rへのこだわりが強く、GT-Rへの情熱の証しだろうと羨ましくもあり、見習いたいところです。

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