火災を防ぐ換気扇メンテ




漏電防止のためにも換気扇メンテを!

常時動かしている2階トイレの換気扇(パイプファン)がいつの間にか動かなくなっていました。
このトイレの換気扇は24時間換気の一部として常時動かしていますが、決してシックハウス症候群の予防としてではなく、ただ空気を動かして湿気などが原因のカビ防止にならないかと気休め程度のものです。

この換気扇が止まったのはこれで2度目ですが、1度目は自分で外し修理したので今回も同じように修理しようと取り外してみました。
この時、100V直結型の換気扇の場合は、電気工事士の資格が必要ですが、コンセント型の換気扇なので取り外しや取り換えは自分でできます。

修理すると言っても以前と同じようにゴミなどが付着したことによってモーターに負荷が掛かり、動かないだけなら分解して清掃してやるだけなので難しくはありません。
もし直らなかった場合も想定して取り替える場合の金額を調べてみると、5000円程度で新品が購入できる事が分かりました。

    
たったビス5本を外すだけで分解できてしまい、部品を掃除して組み立てるだけなので誰にでもできる作業でした。

電源をつないで見ると、回るには回わりましたが少し回転が重いように感じるので、とりあえず基に戻し新品を発注することにしました。
これまでの作業時間は40分程度なので、さほど時間を無駄にしたとは感じませんでした。
    

この後、他の換気扇も異音や異臭がしないか、触って熱くないか点検して廻わりましたが、これは安心して暮らすために必要なメンテナンス調査なのです。
現在は経済産業省が石油給湯器や浴室用電気乾燥機などを対象に「長期使用製品安全点検制度」を実施していますが、換気扇や扇風機、洗濯機なども「長期使用製品安全表示制度」の対象として日常的な手入れと観察が必要な製品に位置付けています。
これらの商品で経年劣化による事故件数の多いのが理由です。
モーターを使った商品は手入れ不足によりホコリやゴミが詰まり、過負荷が掛かることによってモーター内部の巻き線などが摩擦や帯電による熱で発火する恐れがあるからです。

長期使用製品安全点検制度対象商品(特定保守製品)

石油給湯器
石油ふろがま
FF式石油温風暖房機
浴室用電気乾燥機
ビルトイン式電気食器洗機
屋内式ガス瞬間湯沸かし器
屋内式ガスふろがま

長期使用製品安全表示制度対象商品

扇風機
換気扇
エアコン
ブラウン管テレビ
2槽式洗濯機
全自動洗濯機

詳しくは経済産業省HPにてご覧ください。