パソコン環境とリフォームについて




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リフォームでLAN配線は必要か?

リフォームするときパソコン環境を考えるのが欠かせない時代になりました。
新型コロナウイルスの影響で在宅勤務になりテレワークやリモートワークで仕事をした人や、オンライン授業を経験した人も多かったのではないでしょうか。

有線LAN配線の必要性

例えば1階にWi-Fiルータを設置してあっても、2階でパソコンを使う場合にWi-Fi電波が届かない場合が出てきます。
もちろん中継器も多く市販されていますが、色んな条件でうまく中継されなかったり肝心な時に電波が弱まるなどの問題も生じます。
中継器よりもルーターを1階と2階にそれぞれ設置する方がいい場合も出てきますが、その条件には1階モデム設置場所から2階ルーターまでのLAN配線が必要です。

これからのリフォームではどの部屋にもLANケーブルの配線をしておくべきでしょう。
家族が多ければスマホの数も増え、Wi-Fiルータによっては同時使用でスピードが低下するなどの不具合が起きることもあります。

LAN配線はその他のコンセント工事と同じように後で行うことは困難なので、設計段階で要望として打ち合わせをしておきましょう。

家でインターネット環境が必要な場面

・料理のレシピをタブレットで確認するときなどキッチンでWi-Fiを使いたい。
・ダイニングテーブルで小学生の娘がオンライン授業をするのでLANコンセントを設置する。
・在宅でリモートワークすることが増えたので2階にこじんまりした有線LAN接続できるワークルームを作った。
・就職した息子がスマホのデータ通信料が増えたので2階の部屋に息子専用のWi-Fiルーターを置くことにした。(モデムからWi-FiルーターまでのLAN配線が必要)
・光モデムから離れた部屋でスイッチングハブを使いパソコンやゲーム機を有線LANで使用したい。
・2階の書斎で深夜にオンラインゲームがしたい。
・自分の部屋でオンライン英会話を受講するため、パソコンを不安定なWi-Fiではなく有線LANで接続したい。

5G(第5世代移動通信システム)の普及とリフォーム

リフォームは子どもの成長など、20年後の生活変化まで考慮することが求められます。
今後5G(第5世代移動通信システム)が普及すれば、光回線の契約も必要なくなるかも知れません。
しかし5Gの普及スピードは東京や大阪などの大都市から離れるほど遅いのは明らかです。

5Gの普及に地域差が大きく関わるので、リフォームを考える時も5Gに関する知識を持っていることは重要になります。

既にドコモから5G対応のWi-Fiルータも発売されていますが、USBテザリングと共に有線ランポートも内臓しています。