片付けをポジティブ行動に変えると生活が潤う




片付けたい気持ちになる片付けブログ

収納に入れる行動と収納から出す行動の違いは、ネガティブ行動とポジティブ行動の違いです。
物を収納にしまうときよりも出すときの方がウキウキして心が動くからポジティブになれます。


目次
1. 物の価値は使ってこそ見いだせる
2. 出す喜びを知ると毎日が楽しくなる
3. 収納が増えても片付けないのは
4. 隠す片付けが間違いの元
5. 片付け上手になるために

1. 物の価値は使ってこそ見いだせる

あらゆる物はお金と同じで使ってこそ価値があります。
収納にしまったままでは価値がないのと同じです。
それらの物を買ったときも使おうと思って買ったはずだし、買うときは心もときめいたのではないでしょうか。
物を使うということは、そのあとに心の動く瞬間が待っているということです。
例えば久しぶりに親しい友人の家族が遊びに来るので、料理をするために使う少し大きめのフライパンやワイングラスを収納から出すときには、友人と過ごす楽しいストーリーを思い描きます。
家族で外食をするために洋服をクローゼットから出すときは、レストランの雰囲気や美味しい料理に思いを馳せるものです。

収納に長い間眠っている忘れ去られた物に価値はありません。
その価値の違いを知れば片付けが変わります。

2. 出す喜びを知ると毎日が楽しくなる

家族のために毎日料理をされている人の思いは二通りに分かれます。
包丁や料理の材料を出すときに料理の出来や家族の笑顔だけを思い描く人と、鍋や食器を出すときから片付けを考えてしまう人です。
もちろん食事のあとの片付けは大変ですが、その片付けのときも次の出番を想像してみて下さい。
調理道具もこだわって買った物なら使うときに喜びを感じ、しまうときは丁寧に手入れをするものです。

どうしてもしまう作業はネガティブな要素が多く楽しくなれないものですが、次に出すときのウキウキした気持ちをポジティブに想像すれば打ち消されます。

3. 収納が増えても片付けないのは

リフォーム動機に片付けや掃除を結びつけることはよくあります。
しかし結果を言うと、片付けや掃除の苦手な人がリフォームで収納を増やしたからといって片付け掃除上手に変わるということはありません。
リフォーム前から片付けや掃除の好きな人が、更に片付け掃除好きになることはありますが、片付けや掃除に対して苦手意識のある人がそう簡単に片付け上手にはなりません。

リフォームをして収納を増やせば、収納が増えた分だけ物も増えていくのがリフォームをしても片付かない理由です。
一時的にリフォーム前の片付けで物が減るので、リフォーム後は片付け易くなったと錯覚することはよくあることです。
しかしその後はリフォーム前以上に物が増えて片付かない家に逆戻りしてしまいます。

中にはリフォームをして部屋がきれいになれば半年くらい片付けや掃除に勤しむこともありますが、そのモチベーションは長く続くかないのが実情です。

4. 隠す片付けが間違いの元

収納を増やすという動機は、物を隠すところを増やすという欲求そのものです。
片付けや掃除をしやすくするために部屋から物を減らして隠してしまおうとする考え方なのです。

リフォームをして収納をたくさん作るということは、隠す場所を増やすリフォームと考えている証しでしょう。
最近は多くのマスメディアで収納に関する記事や映像を目にすることで収納人気が一層高まり、収納イコール片付け上手のような錯覚に陥ります。

今では各部屋に一か所以上収納を作るのが当たり前のようになっています。
しかもその収納のほとんどは間口1間奥行半間の大容量ウォークイン収納です。

しかしよく考えて見ると、隠しておきたい物や見せたくない物はそんなに多くはありません。
例えば下着や補充用トイレットペーパー、洗剤、食品、そして季節外れの物などです。
逆に隠さなければならない物を拾い出してみると収納の場所や必要な大きさが見えてきます。

リフォームで収納プランを考えるときは、隠したい物リストからその1.3倍くらいの容量で十分だと感じています。

※参考記事

あなたは片付かないのを収納が少ないせいにしていませんか? あなたは片付けることを収納の中にしまうと勘違いしていませんか? あなたは何も出ていない部屋を片付いていると勘違いしていませんか?

収納はリフォームでいくら増やしても欲求が満たされることはないと思っていいでしょう。
それは隠す行為自体がネガティブな行動で楽しくないからです。
物はお金と同じで使わないと何の価値もありません。
もう使わなくなった物はまったく価値がないのです。

5. 片付け上手になるために

片付け上手になる一番の早道は、片付け行動をポジティブ思考に変えてしまうことです。
片付け行動の中で一番ネガティブに感じる行動がしまう行動や隠す行動です。

それでは片付け行動でポジティブな行動とはどんな行動でしょう。
それは飾り付け行動などのウキウキと心が動く行動です。
できる限りこだわって買った物を見せるように収納する工夫をして下さい。

例えばクローゼットに洋服を掛けるなら、扉を開けたとき心がときめくような掛け方を考えてみてはいかがでしょう。
気に入った服が綺麗に掛かっていたら見ているだけ心が豊かになり生活にメリハリが生まれます。

※参考記事

いくら片付ければ綺麗になると分かっていても、心が動かないと片付けはしないのが普通です。片付けも掃除も本来はネガティブ行動なのでポジティブな気持ちに変えると心が動きます。

収納を隠す場所にしてしまってはいけません。
できればオープンクローゼットのように収納の扉を外したいと思えるような見せたい収納を心掛けて下さい。
人は物が目に入る方が落ち着けるようです。
片付けは隠す工夫ではなく見せ方の工夫です。