大型リフォーム需要の低年齢化(業者向け)




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昨今のリフォーム需要は

今回はリフォームの営業側の立場から考えていきます。
リフォームの仕事は遣り甲斐もあり、世の中に貢献できる誇りを持てるしごとですが、それだけに責任も大きく難しい仕事でもあります。
最近のリフォームブームを受けて競合も増え、生き残りを掛けた時代に入っています。
集客手法もチラシからSNSなどに変わってきているので早い時代の流れを感じます。

大型リフォームの需要年齢層が下がっている

今まではハウスメーカーなど新築の需要年齢層は20~30代で、新築と同程度の予算での大型リフォームの需要年齢層は50代以上でした。

ところが近年、日本中に空き家住宅が急増してきて、20~30代の新築需要層が中古物件をリフォームする方向に流れています。
各地方自治体も空き家バンクなどに力を入れるなど、マイホームの需要に選択肢が増えると言う変化がおきているのです。
需要年齢が下がると情報第一入手経路が昔とは変わりつつあります。

50代からの情報第一入手経路は新聞折り込みチラシやポスティングチラシ、DMなどでした。
それが20~30代の情報第一入手経路は圧倒的にNETです。
しかもパソコンではなくスマホタブレットですが、最近の情報検索の入り口はツイッターやフェイスブックなどのSNSに変わってきているようです。

中古住宅を検討されるお客様は最初にNETで物件探しをして、次に物件調査の見学をすることになるので最初に関わる業者は不動産屋さんになります。
その不動産会社にリフォーム部門があれば、そこから他のリフォーム会社に情報が移る確率は非常に低くなります。
不動産会社は営業拡大を狙い利益の取れる中古物件をいち早く確保するため、空き家になりしだい不動産相続者に管理契約の営業を行います。
今後リフォーム会社の営業戦略も不動産を巻き込まないと成り立たなくなる可能性が高くなるように思われます。
空き家に関連したビジネスは今後増加していくのは誰もが感じていると思います。
そのビジネスチャンスは誰にもありますが、家屋メンテのノウハウを有効活用しながら最も手っ取り早く勝算があると思えるのは中古住宅に強いリフォーム会社です。
今まで完成見学会などで大型リフォームの集客をしていた会社は方向転換を余儀なくされと感じています。
特に大手のリフォーム会社ほど方向転換は難しいので、地域密着型のリフォーム会社に勝算があるとすれば小回りを利かして急旋回し、マーティングを考え直すのは今ではないでしょうか。
しかし時代がどんなに変化しようと変わることがないことも多くあります。
その一つが口コミ集客です。

マーケティングで言えば見学会や来店集客は会社が営業マンに与えるチャンスで、口コミ集客は営業マン個々のリソースによるものが多いのです。
口コミ方法が変わったとすれば、昔はリアル口コミで現在はSNSなどによるバーチャル口コミとでも言えばいいのでしょうか。
口コミ集客は競合も少なく最も効率の良い集客方法なので今後詳しく解説できればと思っています。